エコプロダクツコンペ2007

受賞作品

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【展示会・表彰式・記念講演会のお知らせ】(pdf書類/796k)

■受賞一覧

作品名(テーマ企業)
受賞者

★グランプリ

引き出すプリンタ
(エプソン販売株式会社)
大木 陽平(東京都)
 

★近畿経済産業局長賞

Basin
(資源リサイクルセンター株式会社松田商店)
ToGo(台湾)
Wu Tefu/Yeh Hsin

★大阪府知事賞

中空瓦の技術を使ったWall等の制作を目的
としたブロック
(株式会社ダイトー)
Harukata Design Office(大阪府)
平石 はるか

★大阪市長賞

定形郵便サイズのカートリッジ
(株式会社リコー)
河端 伸裕(埼玉県)
 

★優秀賞

紙を無駄にさせないプリンター
(エプソン販売株式会社)
稲田 祐介(新潟県)
 
ふろしきバッグ「スクエコ」
(おおさかATCグリーンエコプラザ事務局)
大西 陽子(京都府)
 
再生プラスチック板を使ったエコプロダクツ
(大東衛生株式会社)
有限会社エコ・パッケージングシステム(福岡県)
代表取締役 渡邊隆久
Organic WALL
(株式会社ダイトー)
IDs(大阪府)
高 祥佑/蒲生 孝志
Bamboo Door Handle
(株式会社ユニオン)
角田 陽太(イギリス)
 

☆企業賞

さっとたためるショッピングバッグ
(おおさかATCグリーンエコプラザ事務局)
Mebita+(東京都)
加藤 治男/立川 真理子
プリエ
(おおさかATCグリーンエコプラザ事務局)
福島 あかね(東京都)
 
温度設定20℃
(大阪ガス株式会社)
白木 ゆみ香(東京都)
 
環境面への配慮と使い勝手を考慮したテーブル/
EPC TABLE
(株式会社久宝金属製作所)
林 秀行(神奈川県)
 
四万十檜の棚
(株式会社久宝金属製作所)
平川 貴啓(東京都)
 
新しい詰め替え容器のシステム
(サラヤ株式会社)
江藤 太郎(愛知県)
 
ずっとそこにあるもの
(サラヤ株式会社)
前村 達也(京都府)
 
アース ブレード(Earth Brade)
(株式会社三輪)
アトリエ・ユニテ(東京都)
阿部 一晶
かたち想い出
(城東紙器株式会社)
IDs(大阪府)
高 祥佑/蒲生 孝志
egg -Recycle Paper Holder-
(城東紙器株式会社)
田中 佐苗(兵庫県)
 
HAND SCOOP(ハンド スコップ)
(神港化成工業株式会社)
橋本 有紀/羽賀 潤平(東京都)
 
ZUTTO
(積水化学工業株式会社)
森 武水(東京都)
 
スタンダード踏台
(長谷川工業株式会社)
croco(東京都)
榎本 惣平
Penguin Chair
(長谷川工業株式会社)
IDs(大阪府)
高 祥佑/蒲生 孝志
festiFAN
(資源リサイクルセンター株式会社松田商店)
斉藤 力也(千葉県)
 
コースター/いちごじょうろ/ノートPCクーラー/
写真掛け/緑の電気/折りたたみ傘入れ/
石けんトレイ/輪廻するペン立て/うちわ

(資源リサイクルセンター株式会社松田商店)
東京都中野区立第四中学校美術科 (東京都)


 
さりげなく使いやすいレバーハンドル
(株式会社ユニオン)
croco(東京都)
榎本 惣平
from the cradle to the rebirth
(株式会社リコー)
森本 朝子(兵庫県)
 

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[1]エプソン販売株式会社

テーマ:中身だけアップグレードできるロングライフ外装の家庭用インクジェットプリンタ

★グランプリ

写真

■タイトル

引き出すプリンタ

■概要

家具のように愛着を持たれ 長く使われていき、インテリアに溶け込むような佇まいの置き場所を選ばないプリンタ。

■作者

写真 大木 陽平
(東京都)

■審査員・企業コメント

すっきりとシンプルで柔らかい造形は、やたらメカっぽく意気がった外観意匠や、気取ったスタイリングとは違う方向性を持っていて、それでいて美しく好感が持てる。いつもはなんでもない箱か台のように見えるけれど、引き出すとプリンタになるという変化も面白い。アルミや白木、シンプルな塗装など素材の特徴を生かした造形はインテリアに溶け込みながら静かな存在感を持つだろう。手入れをすれば長い年月愛着を持って使い続けることのできる外装に収まった機構部分は必要に応じてメンテナンスや修理をし、何年かに一度はアップグレードして最新機種に生まれ変わる。新製品が出るたびに、買い替えては旧モデルを廃棄するといった無駄を繰り返してきた家電製品のデザインの在り方について、今までとは全く異なる新しい可能性を感じさせてくれるデザインだ。少し時間はかかるかもしれないが是非商品化を目指して開発を進めてほしいというのが審査員全員の希望である。
審査員 益田文和(株式会社オープンハウス エコデザイン研究所 代表取締役) 
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[1]エプソン販売株式会社

テーマ:中身だけアップグレードできるロングライフ外装の家庭用インクジェットプリンタ

★優秀賞

写真

■タイトル

紙を無駄にさせないプリンター

■概要

不要になった紙をトレーにストックできて、裏を再印刷用やメモ用紙として再使用することにより、紙の不必要な廃棄を抑制します。また、トレーに使う桐は成長の早さから緑化を促進し、CO2削減にも効果があります。

■作者

写真 稲田 祐介
(新潟県)

■審査員・企業コメント

白い陶磁器の食器のような本体に、柔らかい質感の桐製のトレーという組み合わせは新鮮だ。どうぞ紙をお乗せなさいとさりげなく語りかけるようなその造形コンセプトは明快で、素直に形にまとめられている。失敗したり不要になった用紙を大切にとっておき、その一枚一枚を裏紙として再利用するという行為を、前向きにとらえたデザインである。インターフェースをパソコンにあずけるという割り切りも潔い。内蔵された機構部分はアップグレードしながら、シンプルでコンパクトなボディはいつまでも使い続けられるとしたら、製品を選ぶ目もずいぶん変わるだろう。
審査員 益田文和(株式会社オープンハウス エコデザイン研究所 代表取締役) 
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[2]おおさかATCグリーンエコプラザ事務局

テーマ:ショッピング用エコバック

★優秀賞

写真

■タイトル

ふろしきバッグ「スクエコ」

■概要

消費活動の楽しさから、私たちの欲望はとどまるところを知りません。身近な買い物のシーンで、繰り返し使えることはもちろん、持ちやすく、持ってみたいと思えるふろしきバッグ「スクエコ」を提案します。

■作者

写真 大西 陽子
(京都府)

■審査員・企業コメント

今回のデザインコンペに於いて、「ショッピング用エコバッグ」という課題には77点に及ぶ、最も多くの応募作が集まった。専門的な知識や技術がなくても取り組める課題であると同時に、身近な雑貨であり一般の人々の関心も高いことによると思われる。ただ、取り組みやすいがために、発想の似通ったものが多く、最終的には携行性とオリジナリティを審査基準に3点を選び、試作を実現した。優秀賞受賞作のふろしきバッグ「スクエコ」は、レジで買い物かごにセットして商品を移してもらい、そのままひもをひくとエコバッグになる作品。ふろしきの形状をしていて、たたんで携帯しやすい点、円形にひもを通すというほかにない発想、バッグになったときの個性的で魅力ある形状が評価された。ふろしきは、ものを包むことで平面が立体へと変化するものであるが、この「スクエコ」も速やかに立体へと変わる。エコバッグとしての新しさが感じられ、好ましい作品である。
審査員 左合ひとみ(株式会社左合ひとみデザイン室 代表取締役)
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[2]おおさかATCグリーンエコプラザ事務局

テーマ:ショッピング用エコバック

☆企業賞

写真

■タイトル

さっとたためるショッピングバッグ

■概要

手提げ部の多層の折り返しが広がり容量を確保。たたむ時は折り返しがさっと戻って付属する巻き紐で小さくコンパクトになる。手提げ部は幅広で手や肩に優しい。シンプルな縫製で丈夫なショッピングバッグ

■作者

写真 Mebita+
加藤 治男/立川 真理子
(東京都)

■審査員・企業コメント

携帯性に優れ、実用的な商品デザインであることは、高く評価できる。作者の了解をいただければ、おおさかATCグリーンエコプラザにおいて、一定期間入賞作品として展示を行い、来場者に本デザインをPRしたい。
おおさかATCグリーンエコプラザ事務局
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[2]おおさかATCグリーンエコプラザ事務局

テーマ:ショッピング用エコバック

☆企業賞

写真

■タイトル

プリエ

■概要

使用時だけでなく、作成、廃棄時の事も考えたエコbagです。

■作者

写真 福島 あかね
(東京都)

■審査員・企業コメント

従来のエコバックの概念を超える、ファッショナブルなエコバックであり、先進的な商品デザインであることは、高く評価できる。作者の了解をいただければ、おおさかATCグリーンエコプラザにおいて、一定期間入賞作品として展示を行い、来場者に本デザインをPRしたい。
おおさかATCグリーンエコプラザ事務局
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[3]大阪ガス株式会社

テーマ:ガス機器を使ったエコ・ライフを促進するグッズ・PRツール

☆企業賞

写真

■タイトル

温度設定20℃

■概要

深刻な地球温暖化・・・まずは、過剰な冷暖房の見直しから。 離れていても見やすい大きな温度表示の、エアコンとリモコンの提案です。 まずは、温度を気にすることが大切です。

■作者

写真 白木 ゆみ香
(東京都)

■審査員・企業コメント

本作品は、大きな文字で遠くからでも見易いと同時に、色によって温度を直感的に伝えることができることから弊社の課題である「エコ・ライフを促進するグッズ」としての効果が大いに期待できます。
また、高温や低温時にはパネル色が赤や青になり、とても存在感が有る反面、適温時にはパネル色が灰色になり、白を基調として丸みを帯びた本体とともに、インテリアとして違和感なく周囲に溶け込む点も評価できます。 ただ、「ガス機器を使ったエコ・ライフ」と言う観点で、本作品をガス機器のリモコンとしても活用することは、安全上の課題もあり、現時点では困難と思われます。
大阪ガス株式会社
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[4]株式会社久宝金属製作所

テーマ:長く愛着のもてるプロダクツ

☆企業賞

写真

■タイトル

環境面への配慮と使い勝手を考慮したテーブル/EPC TABLE

■概要

持続的再生が可能な木材とリサイクルの優等生アルミ押出し材の組み合せによるテーブルの提案。所定の素材の特徴を活かしつつ本来の用途に新たな機能を持たせて、永く使用してもらうことを願ったデザイン。

■作者

写真 林 秀行
(神奈川県)

■審査員・企業コメント

ヒノキは日常使いには敷居が高く思われがちだが、テーマをよく理解し上手く取り入れられている点が良い。似たようなアイデアはこれまでにもあったが、一番綺麗にこなれていた。脚の取り付けなどにもう一工夫欲しいところ。
株式会社久宝金属製作所
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[4]株式会社久宝金属製作所

テーマ:長く愛着のもてるプロダクツ

☆企業賞

写真

■タイトル

四万十檜の棚

■概要

サンプルを頂いた時、とても良いヒノキの香りがしました。この香りが部屋に充満、または近づくとほんのり香りが漂うようなもの、そして集成材ならではの木目と木目を繋いだ模様を活かすにはと考えました。

■作者

写真 平川 貴啓
(東京都)

■審査員・企業コメント

テーマが良く理解され、アイデアが素晴らしく評価は高かった。ただ、横揺れが防げる工夫が必要。このままでは不安感がある。
株式会社久宝金属製作所
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[5]サラヤ株式会社

テーマ:パウチ(袋)入り台所洗剤の使いやすい容器のデザイン

☆企業賞

写真

■タイトル

新しい詰め替え容器のシステム

■概要

詰め替えの作業無くし、ボトルを使用せずパウチを直接使用するポンプ式スタンドの提案。

■作者

写真 江藤 太郎
(愛知県)

■審査員・企業コメント

フィルムで製袋した柔らかいパウチのボトルへの詰め替えの手間、詰め替え時に液をこぼす、などの負担を無くし、パウチをそのまま使うアイディアとしてスタンドを利用して使いやすく安定感のあるデザインを提案いただきました。
サラヤ株式会社
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[5]サラヤ株式会社

テーマ:パウチ(袋)入り台所洗剤の使いやすい容器のデザイン

☆企業賞

写真

■タイトル

ずっとそこにあるもの

■概要

台所で優しい存在でいられる主張しないことで主張するという存在のエコボトルを考えました。

■作者

写真 前村 達也
(京都府)

■審査員・企業コメント

洗剤をボトル上部のトレーに出し、スポンジでふき取るという新しい使い方を、安定感のあるかわいいボトル及びトレーのデザインで提案いただきました。
サラヤ株式会社
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[6]株式会社三輪

テーマ:ソーラーブレイドを活用したエコプロダクツ

☆企業賞

写真

■タイトル

アース ブレード(Earth Brade)

■概要

ソーラーブレードのユニット化によるECOシステムの提案

■作者

写真 アトリエ・ユニテ
阿部 一晶
(東京都)

■審査員・企業コメント

ユニットとして『ソーラーブレード』を構築すること、ダブルスキンの自然換気によるシステムの発想は、我々にも新たな可能性を認識させていただきました。
通風と採光をコントロールすることは、光熱費を抑え、住宅の寿命を伸ばすことになり、またエコにつながっていきます。鎧の様な外観や強度の問題において検討の余地があるかと思いますが、実験データに基づいた検証、環境にも考慮した点で、今回提案していただいた中で優れていたと評価しております。
株式会社三輪
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[7]城東紙器株式会社

テーマ:牛乳パックの再生素材を使ったエコプロダクツ

☆企業賞

写真

■タイトル

かたち想い出

■概要

牛乳パック(紙パック)型の組み立て式収納ボックス。原料となった「牛乳パックのかたち」を再現することで再生素材が使われていることを素直に伝えます。

■作者

写真 IDs
高 祥佑/蒲生 孝志
(大阪府)

■審査員・企業コメント

牛乳パック等の再生ダンボール、「ミルダン」を、また牛乳パックの形にする事で、子どもにも、リサイクルの事が解りやすい。
また、規格サイズのミルダンシートから制作できるので、量産が可能。
城東紙器株式会社
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[7]城東紙器株式会社

テーマ:牛乳パックの再生素材を使ったエコプロダクツ

☆企業賞

写真

■タイトル

egg -Recycle Paper Holder-

■概要

Egg a person on thinking about the paper thrown away. もうリサイクルされない紙 だからこそ エコに。 ミルダンの特徴を活かした、「紙を大切にするプロダクト」の提案です。

■作者

写真 田中 佐苗
(兵庫県)

■審査員・企業コメント

アイデア、デザインなどは面白いのですが、
ミルボードの特性上、量産化は難しいと思われます。
城東紙器株式会社
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[8]神港化成工業株式会社

テーマ:古紙と再生PPからできた『リサイクルペーパーモールド』を使ったエコプロダクツ

☆企業賞

写真

■タイトル

HAND SCOOP(ハンド スコップ)

■概要

リサイクルペーパーモールドは水分に強くリサイクルに優れている点からガーデニングで使用するスコップ材に適しているのではないかと考えた。

■作者

写真 橋本 有紀/羽賀 潤平
(東京都)

■審査員・企業コメント

モック品は非常にきれいな出来です。ただ量産を想定すると質感や強度,使い勝手,成形性等の問題があります。
神港化成工業株式会社
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[9]積水化学工業株式会社

テーマ:エコバリューウッドを材料とする『環境家具』のデザイン

☆企業賞

写真

■タイトル

ZUTTO

■概要

メンテナンス性の高さがものの価値基準の大きな要因になりつつある中、家具に於いても簡易な維持・管理を可能にするアイディアが要求され、その追求がこれからの新しいもの(家具)造りの方向を示していくでしょう。

■作者

写真 森 武水
(東京都)

■審査員・企業コメント

可変式の棚ということで、アイデアは良かった。但し、組立に少し問題(やりずらさ)が有り残念でした。
積水化学工業株式会社
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[10]大東衛生株式会社

テーマ:再生プラスチック板を使ったエコプロダクツ

★優秀賞

写真

■タイトル

再生プラスチック板を使ったエコプロダクツ

■概要

包装を価値分析すると『廃材を使い、且つ何回も繰り返し使うリユース』が一番良い。 プラスチック製容器包装の再生ボードを新素材とする『設備・家電商品の包装材リターナブル化』に挑みます。

■作者

写真 有限会社エコ・パッケージングシステム
代表取締役 渡邊隆久(福岡県)

■審査員・企業コメント

エアコン室外機、便器ユニット、冷蔵庫などの設備・家電商品は、メーカーが配送し設置後、現場で大量の梱包材が排出される。この問題に対して、大東衛生のリサイクル素材を適応し、環境負荷の低い輸送包装材が提案された。ポイントは次の3つに要約される。 1つめは、この大東衛生のリサイクル素材を利用すること。 2つめは、この素材を真空成形で商品のカタチにあった形状にしてダンボールなどの緩衝材の使用を極力減らすレデュース、 3つめは、この梱包材を持ち帰り、何回も繰り返し使うリユースという3Rを実現しているところが、高く評価された。 試作では木型を起こして真空成形での成形に成功しているが、やや薄肉部の強度に不安を感じる。しかし、真空成形に適合できる素材粘性の調整や、上下で機材を挟む時の形状を調整するなどで、改良により早期の実現が可能であると期待を寄せている。また、このリサイクル材料が安いことも、導入を容易にする要因であり、このリターナブル梱包材のアイデアが早期に物流のソリューションとなることを願って止まない。
審査員長 村田智明(株式会社ハーズ実験デザイン研究所 / METAPHYS 代表取締役)
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[11]株式会社ダイトー

テーマ:エコ瓦の製造技術を応用したエコプロダクツ

★大阪府知事賞

写真

■タイトル

中空瓦の技術を使ったWall等の制作を目的としたブロック

■概要

「中空瓦、eco、土塀、Wall、Fence」という5つのキーワードを素に、「金太郎あめ的」視点で、中空瓦の技術を使ったWall等の建築資材を目的としたブロックをデザインした「Delta Block」(仮)の提案

■作者

写真 Harukata Design Office
平石 はるか
(大阪府)

■審査員・企業コメント

街にたくさんあるブロック壁。なんとなく粗末で、味気のないモノに見えます。地震で潰れたり、落書きされたりそんなネガティブなシーンを思い起こします。 
デザインは視覚的に何かを感じさせる事が必要で、このブロックには風を感じます。それがeco になり評価され大阪府知事賞に輝いたのです。
建築資材としての活用する場合このブロック単体では、成り立ちがたいと思いますが、ブロックを支柱等に組み込む工夫によって新しい表層のフォルムを形成すれば、街の景観デザインとしても、効果的に活用されることでしょう。
“中空瓦の技術を使ったウォール等の制作を目的としたブロック”。このタイトルは長くて纏まりがない。例えば「トンネルブロック」とか、「ブリーズブロック」breeze block と言ったネーミングいかがですか?
審査員 間宮吉彦(株式会社インフィクス 代表取締役)
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[11]株式会社ダイトー

テーマ:エコ瓦の製造技術を応用したエコプロダクツ

★優秀賞

写真

■タイトル

Organic WALL

■概要

プランターとしての機能を加えて、自然との共生を目指した外壁タイル

■作者

写真 IDs
高 祥佑/蒲生 孝志
(大阪府)

■審査員・企業コメント

躯体壁は外壁と内壁それぞれの違った機能、表情があります。
内壁はパーソナルな空間をつくり、私たちに自由な表現の場を提供してくれます。外壁は強度や断熱性を重視するあまり意匠性を軽視したものが目立ちます。
公共の場としての概念をなくした、サーフェイスは町の景観を醜悪なものにしてきました。
これからの環境デザインは芸術性を取入れ、恒久的に設置されるものとして計画すべきです。外部壁面が緑化されれば、それが調和のとれた生活空間として地域の生態的秩序につながりecoになります。
このオーガニックウォールの意匠は自然素材と有機物が描くコントラストの美しさが、評価されました。壁面緑化による外断熱材としても効果的です。 
排水、設置方法などを検討すれば、建築資材としての活用が期待できます。
審査員 間宮吉彦(株式会社インフィクス 代表取締役)
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[12]長谷川工業株式会社

テーマ:アルミ製インテリア踏台のエコプロダクツ

☆企業賞

写真

■タイトル

スタンダード踏台

■概要

踏台やスツールとして使用できる踏み台

■作者

写真 croco
榎本 惣平
(東京都)

■審査員・企業コメント

今までの踏み台にないスタイリッシュでインテリアともマッチするデザインにひかれました。
また踏み面がグリーンというのも斬新で、商品化する場合は踏み面のカラーをシチュエーションによって着せ替えするのも面白いと思いました。
あとステップが1段目と2段目が反対方向を向いているのも斬新ですが、収納方法は考える必要があるかもしれません。
エコに関してはECO材料を使用して分別可能にするなどの構想は良いと思いました。
安全面に関しては天板の面積が少ない点と横方向に対する安定性には課題が残っていると思われますが全体的には優れたデザインの作品と感じました。
長谷川工業株式会社
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[12]長谷川工業株式会社

テーマ:アルミ製インテリア踏台のエコプロダクツ

☆企業賞

写真

■タイトル

Penguin Chair

■概要

使わない時に邪魔だった踏み台を椅子に変形させることによって、日常用途で使えるようにする事を目的としたデザイン提案。

■作者

写真 IDs
高 祥佑/蒲生 孝志
(大阪府)

■審査員・企業コメント

椅子から踏み台に変身する発想は非常におもしろいです!また椅子としてもまったく違和感がなく使えるものだと思います。ただもう少しスムーズに数秒で踏み台に変身できればよかったと思います。
全体的にはデザインもよく商品化になればみんなビックリするでしょう!
長谷川工業株式会社
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[13]資源リサイクルセンター株式会社松田商店

テーマ:ペットボトルをリサイクルしたプラスチック日用品のデザイン

☆企業賞

写真

■タイトル

festiFAN

■概要

花火やお祭り開催時に配布されるPET製うちわ。夏の暑い日には持ってこい、半透明で涼しげなカラーが涼感を誘う。PETボトルと同じ径路で回収できる。

■作者

写真 斉藤 力也
(千葉県)

■審査員・企業コメント

うちわの柄の部分だけでなく全体をペットボトルで成形するという発想がおもしろく、葉っぱのようなデザインがさらにエコを連想させます。またデザインだけでなく、多くが使い捨てにされるうちわをペットボトルで成形することにより、分別回収がしやすく、またリサイクルできるといった循環型に配慮した点と、使用者が環境に関して考える啓蒙につながるという点を高く評価しました。ただペットボトルの特性と弊社のインジェクション成形技術によると、うちわにした場合、通常のものに比べて重量がかなり重くなる点、薄さに限界がある点等で問題があることが残念でした。しかしながら斉藤さんの持つ豊かな発想は大変おもしろく、今後、新商品を開発していく上で参考にさせて頂きたいと思っています。この受賞をきっかけにさらにエコとデザインを融合させた楽しい作品を生み出してくれることを期待しています。
資源リサイクルセンター株式会社松田商店
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[13]資源リサイクルセンター株式会社松田商店

テーマ:ペットボトルをリサイクルしたプラスチック日用品のデザイン

★近畿経済産業局長賞

写真

■タイトル

Basin

■概要

連続動作の結合すること。 手洗い服の二つプロセス。浸し、そしてこする。 洗濯板のきめを洗面器の底に加えて、洗面器の底を生かす。

■作者

写真 ToGo
Wu Tefu/Yeh Hsin
(台湾)

■審査員・企業コメント

ペットボトルのリサイクル素材をどんなアイテムに応用していくかといった発想が多かった中で、この作品はエコの行動を誘発するための考え方やカタチは・・・と言った知的な答えを示してくれたと思う。洗濯板のウェーブ形状が底についた洗面器。ただそれだけで、それをどう使うか、何を洗うかを誘発してくる。一般的な洗濯機の便利さに慣れた我々に、ちょっとした汚れ物に対して、大きな電気エネルギーと大量の水の消費を使う無駄な状況を思い起こさせ、あたかも忘れかけていた「手で洗う行為」を映し、疑問符を投げかけているようだ。リサイクルPETを使っていることだけでなく、エコの意識を高めるようなアイコンを作り、日常の風景の中にそれをさりげなく置いておこうとする「行為のデザイン」が非常に知的で素晴らしいと評価された。
審査員長 村田智明(株式会社ハーズ実験デザイン研究所 / METAPHYS 代表取締役)
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[13]資源リサイクルセンター株式会社松田商店

テーマ:ペットボトルをリサイクルしたプラスチック日用品のデザイン

☆企業賞

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■タイトル(作者)/概要

■コースター(杉本 八重)
ペット樹脂を利用したコースターで、古くなったものはリサイクルとして出すことができます。
■いちごじょうろ(松本 咲)
いちごの形をしたミニじょうろです。
■ノートPCクーラー(長谷川 翔)
どんなサイズのノートパソコンにも対応できるノートPCクーラーです。
■写真掛け(渋谷 亜貴)
写真を壁に飾るための製品で、どんどんつなげていくことができます。
■緑の電気(板倉 絵里衣)
コンセント(スイッチ)カバーの提案
■折りたたみ傘入れ(堀内 明香里)
使ってぬれた折りたたみ傘を一時的に入れておくものです。
■石けんトレイ(野家 えりか)
風呂場や洗面所で気軽に使用できる石けんトレイです。
■輪廻するペン立て(高橋 健輔)
筒の部分にペンを挿しておけるペン立てで、美しい形状がポイントです。
■うちわ(橋本 愛里)
ペットボトルリサイクルの意識を高めるミニうちわです。

■作者

写真 東京都中野区立
第四中学校美術科
(東京都)
教師 藤嶋太一

■審査員・企業コメント

中学2・3年生の実技試験の一環として、弊社のテーマを選出しコンペに参加された先生の行為を高く評価しました。今回のデザインを考えるにあたり、生徒さんひとりひとりが環境問題について考える良い機会になっただろうし、またペットボトルリサイクルを身近に感じることにつながったと思います。応募して頂いた9点の作品いずれも生き生きとした発想で生徒さんたちが一生懸命考えてデザインをしてくれたんだと感じました。今回応募して頂いたこの9名の生徒さんたちだけでなく、応募までは至らなかったけれど実技試験の一環としてデザインしてくれた他の生徒さんたちにとっても有意義であり、これはエコプロダクツデザインコンペを通した子供たちへの大変実りある環境教育になったと思います。このことは弊社が取り組んでいる環境教育活動のコンセプトそのままであり、このような形で応募して頂いたことを高く評価し、企業賞に認定させて頂きました。これを機会に今後も環境とデザインを考えたこれからの人材が育っていくことを楽しみにしています。
資源リサイクルセンター株式会社松田商店
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[14]株式会社ユニオン

テーマ:リサイクル素材を用いたドアハンドル/レバーハンドルのデザイン

☆企業賞

写真

■タイトル

さりげなく使いやすいレバーハンドル

■概要

ハンドルを押し下げた際に手が下に滑るのを防ぎ、多様な環境に馴染むフォルムを目指しました。

■作者

写真 croco
榎本 惣平
(東京都)

■審査員・企業コメント

この度ご提案頂きましたレバーハンドルは、機能的な配慮がさりげなく盛り込まれた使いやすいフォルムと、素材選定/素材削減の面において環境配慮のメッセージを有するプロダクトとして、高い評価に値します。今後の更なるご活躍にご期待致します。 改めてこの度のご提案に感謝します。有難うございました。
株式会社ユニオン
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[14]株式会社ユニオン

テーマ:リサイクル素材を用いたドアハンドル/レバーハンドルのデザイン

★優秀賞

写真

■タイトル

Bamboo Door Handle

■概要

竹の集積材はとても人気のあるエコマテリアルです。それをドアハンドルにアプライしました。

■作者

写真 角田 陽太
(イギリス)

■審査員・企業コメント

このバンブードアハンドルは竹が持つ柔軟性や弾力性を取り入れ、しなやかさを表現しつつ形成されています。 ハンドルを握るというより、「手を添える」という感覚が、なじむ形状と質感でバランスよく表現されています。竹は日本人の生活に深く関わって来た素材で、欧米化された近年の生活様式の中にもeco素材としての竹を活用することが自然のとの共生につながります。日本の住空間にも適したデザインで、今後の商品化を期待できます。
審査員 間宮吉彦(株式会社インフィクス 代表取締役)
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[15]株式会社リコー

テーマ:GJプリンター、環境にやさしいインクパッケージデザイン

★大阪市長賞

写真

■タイトル

定形郵便サイズのカートリッジ

■概要

カートリッジのサイズを定形郵便物のサイズとした。

■作者

写真 河端 伸裕
(埼玉県)

■審査員・企業コメント

プリンター用のインクカートリッジのリサイクル推進活動を行っている株式会社リコーの課題である、「環境に優しいインクパッケージデザイン」に対しては、回収を促すことに主眼をおいた応募作が主流であった。その多くはパッケージとなる箱を郵送しやすいデザインにしているものであったが、大阪市長賞を受賞した「定形郵便サイズのカートリッジ」は、他の作品にはない革新的な提案性で高く評価された。それは、カートリッジの形状自体を郵便はがきのサイズにし、本体表面には郵送ラベルも付けてあるもの。余計なものをすべて排除した的確なデザインでリサイクルを促している点が、企業の環境に対する姿勢を明解に表している。
実際には、カートリッジサイズを現状と変えることになる点、ノズル部分にシールを貼ってインク漏れが防げるのか、郵便物として許容されるのか、などの課題は残っている。だが、すぐれた提案として、企業の環境活動の一環として検討されることを期待したい。
審査員 左合ひとみ(株式会社左合ひとみデザイン室 代表取締役)
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[15]株式会社リコー

テーマ:GJプリンター、環境にやさしいインクパッケージデザイン

☆企業賞

写真

■タイトル

from the cradle to the rebirth

■概要

以下の2つをコンセプトとして提案する。 
1.カートリッジの購入から回収のための郵送までの作業量を極力小さくし、誰でも手軽にできること 
2.提供される商品(インク)以外は全て回収できること

■作者

写真 森本 朝子
(兵庫県)

■審査員・企業コメント

お客さまがプリンタで使用するインク以外の全てをリコーが回収するという考え方はリサイクルを徹底したいお客さまのニーズとリコーの企業思想と一致しています。また、紙箱をはがきサイズとしリコーの送り先を印刷する方法は、お客さまが回収方法を自然に理解することができるので、インクの回収率の向上を図ることができるだろうと考えました。紙箱のグラフィックデザインもカラフルなインクパッケージが並ぶ量販店においてエコロジーを訴求するリコー独自の存在感を構築することができることを想像させる、全体的な完成度の高い作品と評価させていただきました。
株式会社リコー

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